日本の伝統と文化を支える
26人の職人たちへのインタビューを
一冊の本にまとめました
未来に継承したい日本の伝統工芸職人たちの
技術と想いを満載!
世界に伝えたい、ニッポンのわざもん衆
人は、道具とともに生活しています。人は、暮らしのなかのさまざまな道具を使いこなして文化を育て、道具は、人に使われることでより機能的に、美しく育ちました。
昭和から平成の時代、驚くほどのスピードで生活様式は変化し、それとともに、身の回りにあるものや道具も変わりました。ピカピカの便利な道具もたくさん誕生しました。それでも、昔から変わらず愛されているものがあります。触れて、使って、うれしくなるもの。手にするたび、わくわくするもの。一緒に年月を重ねることで愛着がわいて手放せなくなるもの。それが、身の回りにひとつ、ひとつ、と増えていく喜び。使い手のことを思い、丹念につくり上げられたものには、時代をこえて生き続ける力強さがあります。
どっしりと揺るがない道具文化の作り手たちは、道具の向こう側で、ひたすらに、技を磨いていました。日本が世界に自慢できる、日本の仕事人たち。彼らは寡黙だけれど、じつは、けっこう楽しそうに仕事をしているように見えます。
(まえがきより)
貴金属加工・へら絞り「浅野工芸」
金工「花鏨」
フライリール「やまめ工房」
革鞄と革小物「鞄工作社いたがき」
革財布と革小物「READY OR ORDER」
鰹節「タイコウ」
純銅おろしがね「銅器 岩ぶち」
唐津焼「作礼窯」
東京手描友禅「小倉」
漆芸「角漆工」
京念珠「片岡念珠工房」
ガラスペン「川西硝子」
柘植櫛・柘植ブラシ「喜多つげ製作所」
パート・ド・ヴェール「アトリエ フォロン」
江戸本手打ち毛抜き「倉田製作所」
古代裂人形「和風華」
江戸切子「黒川硝子工芸」
南部箒「高倉工芸」
木工芸「中川木工芸 比良工房」
錫工芸「錫光」
オリジナルオルゴール「グリム」
燕鎚起銅器「冨貴堂」
江戸扇子「まつ井」
江戸花切子「目黒硝子技術工芸社」
京葛籠「渡辺商店」
手植えブラシ「青山工房」